イタリア植物なめし本革組合による品質保証です。
化学化合物を使わないで植物タンニンエキスを使い、ゆっくり時間をかけ、もっとも自然に近い状態で行う製法です。
イタリアのトスカーナ地方で何世紀も昔から今も大切に守られている伝統技法です。
工場に届いた塩漬けの生皮は匠たちの手によって部分ごとに切り分けられ、木製ドラムでの石灰漬けにより、塩分や汚れ、毛が取り除かれます。
再びドラムで洗浄され、皮のphを中和し植物なめしに最適な状態にされます。
その後、処理された後、再びドラムで洗浄され、皮のpHを落としながら植物なめしに最適な状態にされます。
皮はタンニン液の槽に数日間かけてゆっくりじっくりと漬けこまれるか、またはドラム内で鞣されます。
温かみのある鮮やかな色、柔らかな質感、耐久性、タンニンの独特な香りは、植物性タンニンなめし加工が施された革ならではの特徴で、化学薬品で鞣された革とは明らかな違いがあります。
(染色工程や、やわらかさを与える加脂工程でもドラムが使用されます。)
その後、革の水分が搾り出され、一定の厚みに平らに伸ばされ、残りの水分を取り除くため、温度と湿度が一定に保たれた環境にて自然乾燥されます。
数日後、加工しやすく柔軟性を与える革漉きがされ加工されていきます。
この鞣し工程は、50日の長い時間をかけ、あくまでも自然に革の香りと品質を高め時間と共に独特の柔らかさ、ぬくもり、耐久性を維持し、革本来の特性をに保ちます。